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【1/25-3/27】第24回企画展「旧制から新制へ―同志社大学の挑戦ー」

2022年01月14日
 1875年(明治8)に開校した同志社英学校(のち普通学校)では新島在世中の15年間で在籍者数が60倍以上となりました。中等教育に相当する英学校の充実は、新島襄による同志社大学設立運動に象徴されるように、そのまま高等教育の要求へとつながり、同志社は自前の高等教育機関として1890年(明治23)ハリス理化学校、1891年(明治24)同志社政法学校を設立します。これらの学校を一つの基盤として同志社は高等教育を整備していくことになりますが、政府が勅令「専門学校令」(1903年)、勅令「大学令」(1918年)を公布し、私立大学における高等教育に法的根拠を与えると共に、強制的に私立学校を文部省管轄下に集約していく過程と重なります。かくして、勅令などにより、各種の専門学校や大学が設立された時期が終戦前でした。
 終戦後、同志社に対する世間の風向きが一変しました。キリスト教に対する逆風が追い風と変わります。GHQ(連合国軍総司令官総司令部)の民主化政策に歩調を合わせ、同志社では多くの大学に先駆けて1948年(昭和23)新制同志社大学を発足させます。その際、文部省が提示する学部の枠組みを超えて新しい教育実践を行うなど、必ずしも継続した事業ばかりではありませんが、終戦後の同志社大学の方向性を形作りました。そして、「学校教育法」などに基づき、他大学と同様に高等教育への門戸を広げていきます。
 本展では、同志社におけるおよそ60年間の高等教育前史を資料でたどることで、高等教育の本来的意義を考えます。

 

【入場無料、事前申込不要】 
 
開催日
2022年1月25日(火)~3月27日(日)
開館時間 10:00 ~ 17:00(最終入館16:30まで)
場所 同志社大学 今出川キャンパス内  
ハリス理化学館同志社ギャラリー
2階・企画展示室
主催 同志社大学同志社社史資料センター

【お問い合わせ先】
ハリス理化学館同志社ギャラリー事務室 Tel:075-251-2716